後回しにしていた織のこと^^;;;
さまざまな検証の場としても着手しました。
なんといっても夏に向けて手拭いが欲しい…
(もう夏だけどっ!)
今回のテーマは、
<<先人の織道具で進化>>
先人たちが長い間生活の中で練り上げた道具たち。
その道具を扱うことで、
少しでも衰えちゃった現代人の私が進化しよう!
というもの。
今回、
どうしても竹筬が使いたかったのです。
「筬」は、緯糸(緯糸)を打ち込んだり、
布幅を一定の間隔にたもったりする道具です。
その織機によって役目が違ってきます。
金属(ステンレス)筬を検討したのですが、
今回の織を「原始機」に設定していたので、
軽くて丈夫で扱いやすい竹筬に。
色々な文献の中から、
できることをチョイス。
できるだけ買わないで、
リサイクル用品で織り上げることにしました。
(貧乏症…ものを大事にするタイプなんです^^)
****
とはいえ…
竹筬はそう簡単に作れるものではないのです。
古道具を探し回って、
何とか使えるゲージのものをゲットしました。
さて、
古道具なので、
直さなくてはならない部分と、
工夫しなければならない部分が…
そう…
オススメできないのですが、
失敗覚悟のオリジナル工夫がんばった織!
なので、
使える状態になればOKラインとします。
最低限の知識として、
竹筬の本を購入してみる。
とりあえず補修のゴールとして、
①糸が汚れないように清掃。
②この櫛状の上下に奉書紙を貼って、
織の途中でひっかかったり、
破損しないところまでにする。
本当は、
「筬框(おさかまち)」に組んで、
機に上げる道具なのです。。。
今回竹筬を使う目標が、
①布幅を一定に保つ(伸子針を使いません←なくすからw)
②緯糸をきれいに送る
なので用を足せればOKとします。
織関連の方に「邪道!」と言われかねませんが、、、、すみません。。。
素人の無謀なチャレンジをお許しください。。。
(何よりも竹筬作った方、、、ごめんなさい><大事に一生付き合います)
*****
さて!
<補修の手順>
①寸法の計測や筬羽の本数確認
②歪みと弱い部分を確認
③清掃
④奉書紙を貼る
⑤乾かす
①~③掃除しながらゲージを測り、
糸が汚れないように、
筬羽を傷つけないよう濡らした紙縒りを通しながら汚れをとります。
④奉書紙を準備して、ちょっと余らせごはんを練って、
米糊を作り、和紙に均一に伸ばします。
(練りが甘くて…ちょっとゴトゴト。。。)
竹筬がゆがまないように、
添え木をしながら貼り付けました。
(左手で固定して筬を倒すようにして張り付けていきます)
あとは、
しっかり乾くまでまっすぐなところに置いておきます。
ちゃんとしたやり方ではないのだけど、
本を読んだなりの工夫はできました。
思った以上に、
米糊は頑丈で乾くとゆがまなくなります。
さて、
次は経糸の整経をします!
(できるのか…)
<参考文献>
『竹筬 製作と修理の方法』今里哲久/サンライズ出版
初級では、この緯糸レベルは余裕で作れるようになります。(←サポートします)
※機織は講座外なので、織の先生にご相談くださいね。
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