思い立ったら吉日な我が家…
大神神社参拝と、
三輪山登拝は、
昨年の秋に希望していたのですがかなわず。
忙しさうなぎ上りな年明け、
「えーとなんだっけ、
奈良だっけ?和歌山だっけ?
行きたいとかって言ってたよね?」
突然夫が言い出す。
(くだらないけど、
夫のOKでなくて昨年行けなかったツアーを
気にしてくれてたのです)
だったら春でいいじゃん…
今頃言われてもスケジュール余裕なくて、
麻の仕事でも迷惑かけるじゃん…
とひねくれつつ、
まぁ、
大神神社の三輪山登拝は、
呼ばれないといけないとかいう伝説?!
もあることだし、
無理なら何らかの止めが入るでしょう^^
適当に返事していたら、
宿泊所など1週間前にもかかわらず予約取れて、
奈良行きが決まってました。
旅の行程は、
<一日目>三重
横浜出発
↓
四日市(引っ越した友人を訪ねて)
↓
伊勢参宮(二見輿玉神社ー下宮ー内宮)
↓
伊勢志摩
(旅の様子はこちらで♪)
<二日目>奈良
大神神社
↓
三輪山登拝
↓
石上神宮
↓
和歌山
<三日目>和歌山
京都大阪を通って帰宅
(再び奈良観光しようと思ったけど力尽きた!)
たぶん、
ありきたりな旅日記はつまらないでしょうから(笑
マニアックなお買い物と、
我が家の旅スタイルをご紹介。
まず、
自宅からすべて車で回ります。
電車の消毒や化学物質を避けるのと、
レストランで食べるより、
地元の軽食をテイクアウトしたほうが、
美味しくて安かったりするから♪
観光地からちょっと外れて、
地元スーパーに寄ると、
観光地では売ってないものがあります!
まつの内のためか、
柱には「非時香菓」の張り紙が。
初めて見ました…。
ここは伊勢志摩のスーパー「ハロー」
関東では手に入らない海藻が、
新鮮でお安く、
普通~にあります。
去年から目を付けていたのです。
初めて見る、
上「麦わらノリ」と、
下「糸のり」
ノリも乾ノリが売ってます。
自宅であぶるタイプなんて、
いったい何十年ぶりに見たんでしょうか!!
さて、
二日目。
大本命の三輪山登拝です。
私たち「よりひめ」さんにとってご縁の地。
三輪山の大物主大神と活玉依姫の物語は、
以下、
大神神社の「三輪山の神語り」から。
❝1.おだまきの糸
『古事記』に大物主大神おおものぬしのおおかみと活玉依姫(いくたまよりひめ)の恋物語が記されています。美しい乙女、活玉依姫いくたまよりひめのもとに夜になるとたいそう麗しい若者が訪ねてきて、二人はたちまちに恋に落ち、どれほども経たないうちに姫は身ごもります。姫の両親は素性のわからない若者を不審に思い、若者が訪ねてきた時に赤土を床にまき、糸巻きの麻糸を針に通して若者の衣の裾に刺せと教えます。翌朝になると糸は鍵穴を出て、後に残っていた糸巻きは三勾(みわ)だけでした。さらに糸を辿ってゆくと三輪山にたどり着きました。これによって若者の正体が大物主大神おおものぬしのおおかみであり、お腹の中の子が神の子と知るのです。この時に糸巻きが三巻き(三勾)残っていたことから、この地を美和(三輪)と名付けたということです。この物語は大神神社の初代の神主である意富多々泥古(おおたたねこ)の出自を述べるところで記されていますが、糸巻きのことを苧環(おだまき)とも呼び、糸をたよりに相手の正体を探るという説話は苧環おだまき型と言われて、類似した説話が全国各地に広がりをみせます。『古事記』のこの物語はその原型ともいえるでしょう。オオタタネコを祀まつる大直禰子おおたたねこ神社の入口脇に、おだまき杉といわれる杉の古株が残っており、物語に登場する活玉依姫いくたまよりひめの苧環おだまきの糸がこの杉の下まで続いていたという伝説が残されています。❞ <引用ここまで>
この物語を初めて知ったのは、
確かうら若き高校生のころ…
神さまも妻問婚なのか!!と、
衝撃を受けたものです…
登る前に、
狭井神社で注意事項の説明を受けます。
「登拝は、神さまの中に入ってお参りすることです。決して無礼の内容に、水分補給と参拝以外はいけません!!!」
きっぱりと言われます。
もちろん、
スマホなどで撮影も禁止!
タバコなど火も禁止!!
やってはいけないことは、
当たり前のことです。。。
登拝をご検討の方は、
ご一読を。
さて、
自祓いしてから、
お山に入ります…
そしてこの先お山での出来事は、
撮影不可はもちろん、
不思議体験も口外しないのがしきたりなようです!
ネットで調べると、
不思議体験が書いてありますが…
…
……
ありましたね…
下りてきてから、
家族に
「絶対に引き返すと思った」
と言われました。
登る前、
私の膝(水たまり)をメンテナンスしてくれている整体師も
「大丈夫か?!」と心配していたようです。
そもそも、
かなりの出不精で、
撮影以外のアウトドアは苦手です;;;
(糸績みは麻打ち工程から室内だからね♪)
私も、
意地をはらずに
無理せず引き返すことも考えて入りました。
山でのわがままは、大迷惑ですからね。
お山に入る装備としては、
万全を期しており、
下着は全てシルク、
その上に大麻の野良着、
首に汗取りの大麻ストール、
帽子は手紡ぎ手編みウール、
カシミヤのセーター、
手編みの和紡ぎベスト、
ヘンプコットンの上着…
でした。
登山されている方は、
体温と汗の管理が大事なことを
よくご存じだと思います。
低体温症にならないためにも、
汗かいたらすぐに発散させ、
こもらせないことが大事です。
(体調崩して熱出した時も同じ)
和綿は油分を含んでいて、
手編みであれば隙間が多く、
あせを戻し難いので外側ならよいです。
(ちょっと強引だけど、
油分を含んだウールのフィッシャーマンセーター的な…)
なので、
理想を言えば
大麻>ウール>シルク>化繊(アクリルなど)>>>コットン
です。
庶民の仕事、
山仕事に適した大麻布の偉大さを
大いに感じました。
体温調節が難しい自分の体で、
余すことなく大麻布を味わい尽くせたのは、
よりひめ冥利につきます!
ありがたいことに、
無事に下山して、
まっしぐらに「三輪素麺」をいただきました!
(温かいにゅうめんで)
今までにこんな美味しいにゅうめんを
食べたことがあったっけ?!!!
ほかにも、
美味いものセンサーを稼働して、
地元の名産を買い込みました。
・大和芋(粘りの強いやまいも。加賀丸芋と似てる)
・激安で激うまの干し芋
・今西酒造の純米大吟醸(神棚にお供えの後、寝酒に♪「今西酒造」)
・三輪素麺きりおとし
・奈良の蕪
・大和橘のポン酢と白髪素麺(「素麺山本」)
・熊野のたんかん
・ひじきグリッシーニ(四日市「すぎな」)
次回は、
自分の績んで織った布をまとって、
登拝したいと思います!!!(本気)
呼ばれますように…
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