手の中にある空間に宇宙のへそ
先日のこと
「体が痛くてだるい。糸績みしてすごしたい。昨日買 ったお茶出して」
息子にそういわれて、
手を額に当てると熱っぽい。
体温計で測ると36.7℃。
平熱。
高くも低くもない。
これは成長に伴う熱か、
風邪やなんかをひきはじめていて、
悪化すると、
これから高熱だすよ~のサインだ。
昨晩寄ったアジア中東食材のお店で、
スリランカのアーユルヴェーダの薬草を買っていたので、
これはナイスタイミング。
試してみよう。
煎じている間、
家にこもる気満々の息子、
私の打った麻を手渡す。
打った麻とは、
精麻の状態を
糸績みに適した状態にしたもの。
実は、
美しい糸を作るキモ。
熟練した確実な技術がいるため、
私が練習したものを試作や自分用に使います。
(生徒さんには師匠の打った麻のみ使っています^^)
「糸績み、どうやるんだっけ。なんとなく覚えてるんだけど」
半年ぶりなので忘れたらしい。
ゆっくりと説明しながら、
やって見せる。
「あ~なんか思い出した!」
何回か績んだ後、
もう一度私の手で、
コツを解説しながらやって見せる。
