top of page

生活文化は復元できるのか①古民家編

重いタイトルにしてしまった。


日本古来の麻は、

様々な伝統文化に関わります。


その中で、

糸績みは生活文化の一つだと思います。

繊維を繋げるということが、

績むということ。


でもそれだけじゃない。


どんな用途の麻布を作るかによって、

糸績みだけではなく、

麻の栽培からデザインしていくものです。


麻糸を作るとき、

とても理にかなった道具を使います。


長い年月で培われてきた、

日本人の生活の中で、

無駄なく、

時短で、

コンパクトで、

風土に寄り添った、

丁寧で…

それらを実現する糸績みの道具。


しかし、

手技(てわざ)とともに廃れてゆきます。

もう、

どう使えばいいのか、

道具だけではわからなくなっていく。


績み糸をためておく麻桶も、

麻をかけておく道具も、

それらが使われていたであろう、

囲炉裏端も…






それでも、

現代の生き方の中に

スタイリッシュに取り入れる方法があると思う。


伝承をそのままに体感しながら、

スタイリッシュに現代に生かせる知恵を新たに生み出したい。