海の視点で身土不二を考える

生まれは東京の工業地帯。

育ちは横浜は八景。

今は海なし横浜(の中でも山の上)。


八景に住んでいた子どものころ、

海は歩いて行ける遊び場でした。


場所柄、

ゴミも沢山あるし、

海はお世辞にも伊豆みたいな透明じゃない…。

それでも、

砂浜をあるいて海につかると、

体が整うのでした。


「海を汚さないようにできないのか」

期限の長い宿題を常に抱えているような小学生時代。


時は流れて、

県外に行き、

また都内に住み、

また都会に疲れ、

子育てとともに

「自分ひとりの力じゃどうにもできない」という疲労感と、

「まずは自分ができることをやっていく」といういつもの落としどころに。





ひょんなことで知った、


一般社団法人 里海イニシアティブさんの

「コンブ浜揚げボランティアの募集」


しかも、

海の公園となり金沢漁港。

雨の日も晴れの日も遊んだ海。


まさかそんなところでコンブ?!!


もう時効だろうから書いてしまうけど、

子どものとき、

何も考えずに、

浜辺に流れ着いた養殖海苔のきれっぱしを拾って、

乾かしてあぶって食べたり、

いけそうだったらそのままに食べてました。

(※衛生上結構危険なので自己責任で)


ここで先に書かせていただくと、

「漁業権」というものがあって、

うがって書くと「漁師さんが漁業を営むための権利」。

そこで勝手に魚や貝、海藻をとってはいけません。


逆に言えば、

場所ごとに採取していい物、

量や道具なども決められているから、

守っていれば自由にとっていいのです。

これを遊漁というそうです。


ここで調べられます。

神奈川県HP

「e-かなマップ」産業


海で遊ぶ前にマナーを知るには、

楽しく海で遊ぶために-全国漁業協同組合連合会


こんなん、

大人になるまで知らなかったわ。

それこそ学校で夏休み前にでも、

ちょろっとやってほしい。



あ、

しまった前置きが暗く長くなりました。

ここからは、

コンブ収穫仕分けボランティアのレポです。


初めて入る金沢漁港!










寝不足に朝日がまぶしい、、、

灰になりそう!!




漁師さんがすでにコンブを船で収穫、

船が着いたところからスタートです。





乾燥すると傷むので大きな水槽に入れて、

箱詰め用に軽量します。






想像以上に重たいコンブ。

記念写真撮ってもらいました。

「とったどー!」(とってないけど)


























それにしてもまぁ~~

コンブって、

黄金色なんですね!!!!

これぞヨロコブ!

拝めてなんとも縁起よい。

金運つきそうだからプリントしよっかな(笑


そして、

海藻に住む不思議な生き物「ワレカラ」。

わずかに動いたのがわかりますか???





「ワレカラ」を調べたら、

奥深すぎ。


古くはメジャーな生き物で、

短歌や俳句で詠まれていたんですね。


そのなかのひとつ、


“海士のかる藻にすむ虫のわれからと音をこそなかめ世をばうらみじ”

(『古今和歌集』典侍藤原直子朝臣)


天皇に寵愛を受けていた典侍藤原直子朝臣、

今よりも厳しい時代(しかも富士山噴火の貞観!!)の女性官僚ですよ。

そんな彼女は、

ほかの官僚と恋に落ちて身を滅ぼすんです。


あんたねッ、

バカね!!

地位も生活も申し分ないはずだったのに、

老後も約束されていただろうに、

恋に生きやがって!!!

(名前に勝手なシンパシー感じて妄想特急がとまらない私)


<私的超意訳>

漁師の刈り取る海藻についている「ワレカラ」じゃないけどさ、

声にない声をあげて泣き叫びたいけど、

自分(ワレカラ)が招いたこと。

彼にこそ恨みませんよ。。。



あの「ワレカラ」が声出せるわけないじゃない!

見つけるのも大変だわ。

こんな地味な虫さえも歌に詠む心意気…



さて、

現実的なコンブは、

着実に計量され、

梱包仕分け。



スタッフの方にコンブ料理を大歓待いただく。

まずはお刺身にしてショウガ醤油で。

食べたことのない歯ごたえと、

磯の香が思いのほかやわらかい。