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大麻糸に集中する覚悟

オリジナルの原始機で織っていて、

具体的な大麻糸の変化を示すために講座でお見せしています。

(あと手拭い足りないから!)


「織を教えてもらえますか?」と、

嬉しいお問合せをいただくことが増えてきましたが…

ごめんなさい…今は糸に集中させてください。。。


もちろん、

私自身織のプロではないですし、

技術的に未熟そのものですが、

もっと大きな理由があります。


その一つは、

布に適した大麻糸を作れる技術者が、

織のプロより圧倒的に少ないからです。


生々しいお話で恐縮ですが…


職業レベルの織のプロは、

昔に比べ、どんどん数を減らし、

各地で後継者が激減していることは、

もう何十年前から私は肌で感じています。

(そういう業界にいたのでね…産地や問屋の中を見ています。。。)


そんな厳しいなか、

技術伝授されている織の先生は全国各地にいらっしゃいます。

(もちろん、失われてしまった織の技術も沢山あります。。。)


一方、

日本古来の麻糸を作るには、

とても時間がかかります。

そして、

大麻糸自体を産業レベルで績める人が…

どれだけいらっしゃるのでしょうか…><

現時点でハイレベルで美しい日本古来の大麻糸を気軽に大量に手に入れられるでしょうか…。。。


私が織をプロレベルまでに学ぶことに力を入るよりも、

素晴らしい先生方にここはお任せします。


その分、

「大麻布に適した大麻糸」を、

作り出せる技能者を一人でも多く育てることに全力を尽くします。


すごく地味なセクションなんだけど。

だって、

糸作りをお伝えすることだけでなく、

講座の運営やバックヤードの経営、

その他業務もあるのですから…。。。