この続きです。
<3>←今ココ
織りあがった小さい布を、
スマホポシェットにします♪
別に何でもいいんだけど。
レメディケースとか、
タバコケースとか、
ストーン持ち歩きケースとか、
身近に持って心地よい物、
大事にしたいものを、
自分の作った布で心地よく使いたいよね。
なぜスマホポシェットかというと、
・よくなくす(バッグの中で)
・ポケットに入れておくのはちょっと嫌
・ストラップつけて提げるとぶつけて壊す;;
なので、
見つけやすく、
サッと出せて、
保護できて、
見た目もかわいい!
を目指しました~☆
まずは、
完成から。

それではさっそく作ります。
<材料>
織った布(今回は糸22gで余りました)
縫い糸(藍染・生成りの麻糸)
タッセル紐 (精麻2本分~)
<道具>
縫い針(糸が通るもの、太めでも大丈夫。刺し子用など)
鋏
待ち針
<古布を解く・学ぶ>
今回は大麻の蚊帳地を解いて使います。
ただ解くだけではない。
どうやって縫っていたか、
縫い糸は何をどうやって使っていたか、
補修はどうやっていたか、
先人たちの智慧を見て学びます。
私の祖母は絹の織子さんでした。
今になってみると、
沢山聞きたいこと、
学びたいことがありますが叶いません。
私は一体、
どれだけ大切なものを見過ごしてきたのだろう…。
悲しくなってはいけないけど、
「おばあちゃんは、糸をぱっとつなぐのが上手かったわよ」
という母の言葉を頼りに糸を作ります。
もう、
祖母の智慧は母と私へと引き継がれず断絶してしまうけど、
よそから学ぶこともできるのです。
なんかもう、
しがみつくように解きながら、
絶対に糸へんの仕事(繊維関連の仕事の意味)に就くまいと、
心に決めていたのに、
さっと織れてしまうのも血なのかも…
因果なことだなぁ…と、、、
はっ!!!
余計なことを考ええていたら待ち針刺しましたよ!!!
(縫物苦手です;;;)
〇解いて分かったこと。
・仕立てたとき、少なくとも以前は麻糸で縫っていた
・玉止めはしていない
・ざっくり縫っている
・織糸よりも太い糸
・績み目の工夫
→ほかに解いた布の糸でも見られたやり方で、地方や時期によって広くやっていた方法かもしれない。いずれも縫いやすく、始末良くする工夫で、自分でも再現できた。(講座内容との混乱を避けるため技術公開はしません。悪しからずー)
・補修の糸は木綿
→もう補修のときには麻糸がなく、手近だった木綿の糸を使ったのかもしれない。
<古布を寸法に合わせて縫う>
織った布にあてながら、
大体の寸法で切ります。
コツは、
織の糸目に沿って切ること。
布端を折って待ち針で止めておきます。

いったん織布から外して、
古布だけの部分の端を縫い留めます。
(藍染糸を使っています

手を入れているところは、
内側に来るようになります。
そうすると、ポシェットの入口は2つに。
ここにはスマホをいれるため、
小さい折り返しが飛び出し防止になります。
もう1つの入り口からはICカードなどを入れる予定。
織布に待ち針で留めて、
紐を淵に縫い付けていきます。
縫い糸は「よりひめ🄬」を作った時に、
余った部分を捨てずにとっておき、
密度のある布や沢山摩擦する箇所をきれいに縫う時に使います。
がんがん縫っても乱れません♪

入口以外を縫ったら本体出来上がり。

このままでもいいけど、
飾りをつけます。
なににしようかな~~~
どれかな~~~
これかな~~~
(ここはお楽しみの時間♪)
何度も取ってはつけて…
3つ目の水色渦巻にしました。
この水色は、
3年前に「クサギ染め」をして、
日光堅牢度を知るために出しっぱなしにしておいたものを糸にして、
糸にできなかった弱い繊維の部分を揃え、
さらに、
古布を解いた時に出た縫い糸(藍染の麻糸)を混ぜ込んだもの。
できる限り無駄を出しません。
さて~~~
飾りをつけて出来上がり!
実際にちゃんと使いやすいか、
修正箇所はないか使ってみます。
(WSのレシピは、必ず完成を使いまくってから売り出しております^^)

手に持ってもかわいいじゃん~

男性の場合はタッセルなしか、短い房や杉玉もいいね。
こちらは男性の手です。

バッグにつけるとなくさないのです。
サークルオプションで作れるようにご用意しております。
材料は同じものを確保していますよ^^
アレンジは自由!!
作ってみたい方は、
しっかり糸を溜めてくださいね♪
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